時間を止めて 一人にさせないで

どちらからともなく始めたキスに終わりはなく、室内には2人の吐息と時折混じる自分の声が響いていた。
ツナの薄い背中に自分の手の居場所を探していた。
何度も何度も角度を変えて、奪われる酸素を必死に取り戻そうとしていた。
それも見つかって息をする隙間さえも塞がれれば、後はただ、感じるしかないのだ。


彼の唇を、舌を、息を。


それしか感じられない。
それだけを感じることが出来る、この瞬間が永遠にあればいいのに。
そんなことを考えていると、なんだか苦しくなってくる。
酸素が足りないのもそうだが、切なさがこみ上げてきた。


彼を失ってしまったらどうなるんだろうと考えてしまう。


十分に愛されていることは解っているのだ。
愛情が足りないというわけでもない。
別れようといわれているわけでもない。
むしろ、今は夢中でキスし合っている。


なのに、どうして、
涙がこぼれそうになる。


涙をこらえようと背中に回した手に入れられるだけの力を入れた。
ツナは「ん?」と一時中断して唇を離してくれた。


「なに?」
「…いえ、なんでもありません」


そう、と彼は微笑んで俺の髪を撫でた。
大好き、と一言つぶやいて俺の胸に抱きついてくる。
俺も好きです、と彼のやわらかい髪を撫でた。


その笑顔に、安らぎを得た気がした。

日本語って幅広いなーとか思ってたけど、実際に使うとなると考えても考えても出てこないときがある。
単に語学力の問題かもしれないけど…


好き
大好き
愛してる


最後だけは言っちゃいけないような気がして2番目までしか伝えられない。
境界すらわからないのに、本能で言ってはいけないって思ってる。
この言葉を言ってしまったら、どうなっちゃうの?


脆い自分が嫌になる。


考えずに目の前の幸せに浸ってしまえばそれでいいのに。

つづきだよ!

カーテンの隙間から漏れる日差しが瞼をこじ開けようとしていた。
ふわふわする鼻先の感触の主を知りたくてゆっくり目を開けた。
銀色の髪。腕に、全身に感じるぬくもり。
隼人がすぐ傍にいることにこんなに嬉しいと思っている自分がいる。
でもまだ、この幸せに甘えるわけにはいかない。
こうしていままでしてきた戒めを解いてしまったからには、しなきゃいけないことがある。


そのとき突然携帯が鳴った。
そっと、ベッドから抜け出して散らかったスーツから携帯を探す。
「じゅ、だいめ?」
「あ、隼人起こしちゃってごめんね。まだ寝てていいから…あった、」
もしもし、と少し緊張しながら電話にでると知った声が聞こえた。
『ああ、おはようございます、綱吉くん。起きてましたか?僕ですよ』
「起きてるよ、骸。それで…」
『そう急かさないでください。うっかり、してしまうかもしれませんからね』
骸の低い声の向こうにかすかに悲鳴のようなものが聞こえた。
『クフフ…それで、どうします?君が殺すなというからここまで時間がかかってしまったんですよ?』
「ああ…」
きっと骸は電話の向こうでターゲットに槍でも向けているんだろう。時折悲鳴が聞こえる。
骸のいう通り、隼人に気づかれないように、と思って秘密裏にことを進めてきた。なのでやっと今日、脅しをかけてきたターゲットに逆に脅しをかけるようなところまでもってこれたのだ。昨夜隼人に話した様に、このターゲットこそボンゴレに脅しをかけてきた親玉であり、俺の婚約者だった女性の父親でもある同盟ファミリーの中でも結構な力を持つファミリーのボスだ。
「十代目…」
俺が決断しようと考えこんでいると、隼人が隣に座ってきた。
「骸、電話代わってくれる?」
『彼にですか?変わってますね、君は』
じゃあ代わりますからね、といってまた短い悲鳴が聞こえた。
「もしもし?」
『貴様…こんな、こんなことしてどうなっても…!』
「いいですよ、何をしてくださっても。やっぱり俺は嵐しか愛せませんから」
「十代目…」
隣にいる隼人に告白するように言うと、隼人は困ったような顔で微笑んでくれた。
これで、全てが終わる。そして、また、ここから始まる。
「まだ貴方がたに反抗出来るような力があれば、ですが」
『…くっ…』
『もういいですね、綱吉くん』
「ああ、骸。ありがとう、後始末もよろしく」
『これっきりですよ、こんな面倒なこと。君の頼みでももうしてあげませんからね』
「うん、わかってるよ」
『ちゃんと約束も守ってくださいよ』
「わかったって!じゃあな、切るぞ」
『ちゃんと聞いてるんですか?!つなよ』
ギャアギャア騒ぐ骸の言葉を最後まで聞かずに俺は通話を終了させた。


「十代目…、終わったんですよね?」
「うん…そうだよ」
疑うような目で見つめてくる隼人を見て、やっと自分でも実感が沸いてきたようだった。"終わった"そのことが何を意味するのか、それを考え、想像するだけでいままでの悪夢が薄れていく。とにかく、もう君の悲しい顔を見なくてもいいんだ。
俺はこの現実が逃げないように隼人の肩にもたれかかかり、背中に腕をまわした。隼人も優しく抱きしめてくれた。
「さっきの言葉、嬉しかったです」
「…さっき?」
呟くように言った隼人の台詞に、覚えがなかったので聞き返した。
「"嵐しか愛せません"って」
もう忘れちゃったんですか?と隼人は笑った。そういえばそんなこと言ったような。終わった、という気持ちが大きすぎて頭の隅に追いやられていたのだろう。自分が意図しないようなところで隼人がこんなにも喜んでくれるなら万々歳だけど。
「本当のことだよ」
「はい」








そうして俺は、我が最愛の人を再び手に入れることが出来たんだ。

雷光さんっ

お誕生日おめでとうございます!雷光さんが生まれてきてくれて本当に嬉しいです。今日は素敵な一日です。ありがとうございます…!


ということで雷光さんのお誕生日なので近々何かしらしたいなぁって思ってます。
小説も溜まってるしね!隼人とか隼人とか…書いたんだけどなんか…ちょっとしっくりこなくて;
とかいいつつ雪雷とかにも手を出しましたけどね。それも近日中に。


シェリルをこれ以上悲しませたら私がアルトを銀河の果てに飛んでっけーさせる!
それくらいの勢いでシェリルを愛しています。だから…あとは本当に燃え尽きるだけ、ってシェリル…一生懸命生きてるのがすごく伝わってくる。こんなかっこいい生き方どんな人でも出来るわけじゃないよね。誇れる人生になれた。でもそれは、シェリルが自分で頑張ったから。
シェリルのイヤリング、とうとう全部なくなっちゃうんだろうな…アルトはシェリルからたくさん貰ってばっかりで…何を返せたんだろう。あ、歌う勇気か…。
もうランカとかどうでもいいよ…シェリルとアルトのことだけで精一杯。

シェリルのお嫁さん


シェリルのお嫁さんはアルト。アルトはシェリルを婿養子として迎えます。
そんな妄想はもうマクロスF2、3話位で私の中でスタートしていたけれど…
まさかホントにお嫁さんアルトが見れるとは!!
一瞬はだかエプロンかと思いましたアルト。
っていうか料理出来すぎでしょアルト。
今までずっと「シェリルの嫁になるんだからこのくらいの嫁レベルじゃなきゃ駄目だ!」みたいな感じで花嫁修業してたのかな。いや、してたな(断言)


アルトが男前になってきたので安心してきました。
でも依然、シェリルのことで胸が痛い。
シェリルが最後まで幸せに生きてくれていればもう、それでいいよ。

アルトと神田ユウが酷似の件


見た目は似てても、中身は神田のほうが男前。
アルトはそれでも主人公か、という位のマダオっぷり。


シェリルが幸せになってくれればそれでいいんだけど
くれぐれも前回の告白がその場の感情に流されて言ってしまった(オズマの言ってたやつ)、なんていうのはやめて欲しい。
いくらなんでもそれじゃぁシェリルが可愛そうとか言う前に、アルトがマダオすぎる。
アルトだっておばかさん設定じゃないんだから、dead or aliveシェリルにそれはないよ。
シェリルにそれでごめんって言って、ランカにはしるってなったら…
それはね、ランカもアルトくんを振るべきだよ。そんな男いかんよ。


そうならないように、と思っちゃいるけど考えちゃうんだよね…
いままでのアルトのマダオな感じを見てると。


だから、神田の男前の一部でもアルトに届け!銀河の果てまで!!

ま さ か


雷光さぁぁぁぁん!!!
う、うそですよね?死んじゃったりなんかしないよね?美形はよく死ぬとか、いい人ほどよく死ぬっていうけど、変態は死なないよね?いい人度なら雷光さんより雪見先輩だよね?
…あぁぁ本誌でもショックを受けていたのに(主に雪見のことで。宵風のことはショックだけど、覚悟はしてたから)アニメなんて見なければよかった…オリジナルになったときに見るのやめればよかった…諏訪部さんの言ったとおりだよ、オリジナルは怖いよ…


来週になったら雷光が我雨か、雪見先輩のキッス(笑)で目覚めることを祈る。